「女性の時代だ」なんてことがよく言われるが、あまり本気にしたことはなかった。
私の住んでいる世界が狭いだけなのかもしれないが、会社などでそこそこの役職に就いている人は、たいがい男性である。女性の数は、驚くほどすくない。
政治の世界を眺めてみても、女性代議士の数はすくないし、わが国では女性の首相は未だ誕生していない。大臣として入閣する女性もすくない。
皇室においても、お世継ぎが生まれたのをいいことに、「女帝論」は尻つぼみになって立ち消えた感がある(これはあくまで私見だが、ここが改まらないかぎり、日本社会で真に「男女同権」を実現するのは難しいのではないかと思う)。
でも、最近、女の人ってほんとに元気だなあ、とは思っている。
仕事柄、いろんな女性に会う。みな、職業意識の高い人ばかりである。対して、男はどうか。絶対数が多いからかもしれないけれど、どうも女性と比べて、怠け者が多いような気がしている。人のことは言えないけどね。
そういうことを考え合わせると、政治だとか、会社の経営だとか、そういったことも、どんどん女性に任せていった方がいいんじゃないか、とも思うのである。
その昔、ミック・ジャガーが「She's The Boss/彼女がボス」というフェミニンなソロ・アルバムを出したことがあった。「おまえなんか昨日の新聞だぜ、昨日の新聞なんか誰が読むか」と女性蔑視の歌を歌っていた男が「彼女がボス」だから、一種のジョークなのだろうと思っていた。たしか本人も「ジョークだ」と語っていたはずだ。
でも、ジョークでもなんでもなく、「彼女がボス」でいいのかもしれない。そう思えるようになった。
2 件のコメント:
「彼女がボス」でいい--に賛成!
takebow師匠、いつもコメントありがとうございます。「彼女がボス」と悟るのには時間がかかりました。ある程度年齢を経ないとわからなかったことかも。
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