2007年1月1日

コロンボ・ファンのつぶやき

 毎年、年の瀬になると、深夜『刑事コロンボ』がテレビ放映される。
 したがって、コロンボ・ファンは毎年、正月番組に興味がなくても、テレビ番組表を目を皿のようにして眺めなければならないのである。
 最近はネットでテレビ番組表が検索できるから、簡単に放映日時を知ることができる。また、mixiのコミュニティとかで、同好の士が放映を知らせてくれる。便利な時代になったもんである。

『刑事コロンボ』には、大きくわけてふたつのシリーズがある。
 ひとつは、70年代に制作されたシリーズ。これが全部で45作ある。もうひとつは、89年から断続的に制作されている『新・刑事コロンボ』のシリーズで、目下23作ある。

 70年代の方は、現在は視聴がきわめて容易である。全話収録のDVDボックスが市販されているし、レンタル・ショップにはたいがい、全巻揃っている。あのスピルバーグの監督作『構想の死角』をふくめ、傑作の多いシリーズで、なんとなく元気がないときには、見ることにしている。不思議なもんで、ピーター・フォークの顔を見てると癒されるのである。子どもの頃から好きだったからかもしれない。

 厄介なのが、新シリーズの方だ。昔はVHSが数点リリースされていたようだが、DVD化は未だ、成されていない。
 まあ、気持ちはわかる。新シリーズはファンである私が見ても首をかしげたくなるような趣向のものが多いし、ピーター・フォークはオッサンを通り越してすっかり爺さんである。ソフト化しても売れるとは思えない。
 
 そうするというと、新シリーズを視聴するためには、地道にテレビ放映を待つほかはない、ということになってくるのである。
 とはいえ、所詮、深夜の映画ワクなんか、テレビ局も穴埋め程度にしか考えていない。すべてのストーリーをまんべんなく放映してくれたりしないのである。同じ話を何度も放映するわりに、いっこうに放映されない話があったりする。昔見てもう一度見たいストーリーや、まだ見たことのないストーリーが沢山あるんだけど、なかなかやらないんだよね、これが。

 さて、去年の大晦日、正確には日付が変わって今年になった時間に、新シリーズの1本『殺意のナイトクラブ』が放映された。
 目下のところ、シリーズ最新作である。制作は2003年。前述のとおり、すっかり爺さんになったピーター・フォークが、なんとレイヴ・パーティーの主催者を追い詰めるというストーリーであった。BGMもテクノである。時代ですなあ。
 コロンボ・シリーズは、例の「ウチのカミさんが……」というセリフに見られるがごとく、吹き替えの妙がウリのひとつだったりするのだけれど、今回は字幕での放映。そのあたりにこのシリーズに吹きすさぶ冷たい風を感じたりもしたけれど、若い脚本家/監督が手がけた作品らしく、きわめて現代的でスピーディーな倒叙ミステリーを堪能することができた。新シリーズの中では、かなり出来のいい部類に属するのではないだろうか。

 で、何が言いたいかというと、「テレビ局さん、『新・刑事コロンボ』放映してください」に尽きる。
 まあ、こんなところで訴えたところで届かないでしょうけど……。


4 件のコメント:

まんぞう さんのコメント...

あけましておめでとう。

それにしてももう少し頻繁に更新出来んのかね。
俺のようなMIXI否定論者にも情報を発信してくれよ。

takebow さんのコメント...

明けましておめでとう。

コロンボの旧シリーズはよく見ていたのを覚えています(小説版まで買って読みました)。小池朝雄の声にしびれたので、映画「名探偵登場」を見た時に衝撃を受けました。甲高い声に早口。でも「ベルリン天使の歌」は良かったなぁ。ピーター・フォーク無しでは考えられない名作でした。

1TRA さんのコメント...

お二方、書き込みありがとうございます。
申し遅れましたが新年あけましておめでとうございます。

>まんぞう君
いやー、ブログは毎日書いてこそとは思うんだけどね。「毎日書くぞ!」とか意気込まないと難しいようで。以前はそういうこともあったんだが、最近は自重しています。mixiにも大して書き込みしてないんだよ。

>takebow師匠
日本におけるコロンボ像は、ピーター・フォーク+小池朝雄でつくられたと思っています。翻訳の額田やえ子の功績もでかいです。
「名探偵登場」にしても「天使の歌」にしても、フォークはコロンボのイメージが定着してしまい、そこから抜けきれなかったある意味不幸な俳優と言えるかもしれません。
しかし、原作版まで手を出されているとは……師匠の広い教養にはいつも驚かされます。

匿名 さんのコメント...

hmm.. luv this style )