ブッシュ、とつぜんのイラク訪問。
ブッシュ米大統領、イラクを電撃訪問 治安対策を協議
http://www.asahi.com/international/update/0613/012.html
上記記事によれば「内外に『成果』をアピールするねらいがあるとみられる」とのこと。
「成果」とはいうまでもなく、イラク戦争の「成果」である。
ブッシュとしては、できるかぎり早くアピールしたかっただろう。だが、おいそれとはアピールできない事情があった。
まがりなりにも新政府はできた。でも、イラクは内戦状態になってしまっている。医師をふくめた知識人の虐殺・国外脱出も後を絶たないそうだ。
これを「成果」と呼んでいいものか。ふつうは呼ばないわな。それで、「アピール」は延び延びになっていた。
いいタイミングで、ザルカウィがつかまった。しかも後腐れなく殺された。「アピール」するならここしかない。
それゆえの、イラク訪問である。
とはいえ、前もって「行く」などと言おうものなら、暴動が起こる。
それゆえの予告なし、「電撃」訪問である。
滞在時間は5時間。
一晩でも泊まれば、危険は高まる。
暴動で済めばまだいい。命を狙われないともかぎらない。
それゆえの、5時間である。
たった5時間、予告なしの訪問しかできない国で、いったいなんの「成果」をアピールするのだろう。
19 件のコメント:
かなりブッシュ政権、ヤバイらしいですよ。支持率低迷を一気に挽回する気で行ったらしいです。そういえば、昨日、ラジオであのゴア氏が活躍している映画がアメリカで当たっていると言ってました。対照的な人生を歩みましたね、この二人。
ゴア映画、これですね。
この記事によると、ゴアは政界にまだ未練があるっぽいですね。
次の大統領は民主党から出て欲しいなあ。
それで何が変わるってわけでもないでしょうが、ネオコンとか物騒な連中が物騒なことばっかり言ってるアメリカは好みじゃないっす。
ただ話が下手だし、政治家には向いていないので本人は「出馬を否定」しています。出るとなると、ヒラリーと争うことになるのも否定している理由かも知れません。
そうそう、ネオコンというかブッシュの馬鹿話ですが、彼、最近まで地球が球体だということを知らなかったらしいです。中西部の典型的アメリカ人がブッシュと言うことでしょうか。ゴアは東部のインテリ丸出しなんでしょうね。馬鹿でも安Bさんが良い、という日本人の大衆心理と似ているかも。
うははは。地球が丸いということを知らない!
そりゃ凄いですね。ブッシュの無学っぷりについては、マイケル・ムーアもあれこれ書いてましたが、それほどとは。なんでも、学歴は高いが、パパ・ブッシュのテキサスにおける権力を背景とした裏口入学の可能性がきわめて高いってな話だったと記憶しております。
個人的には、テキサス野郎のそういう豪快なバカさかげんって大好きなんですが、大統領としてはまずかろうという気がしますね(笑)。
それにしても、安Bさんはやはり馬鹿なのでしょうか……次はあいつだと思うんだよなー。
安Bさんって祖父さんやオヤジのような賢さはないと思いません?狡賢さは遺伝かも知れませんが。。。
ブッシュの件ですが、アメリカの45%がダーウィンの進化論を否定しているんですよね。15州では教えちゃいけないし。結構、その手の傲慢・危ない・おつむのゆるいアメリカ人代表だと考えると、まさにブッシュは適任かなぁと思うんです。
岸信介はキレすぎるほどキレるやつだったんだろうなあ、と思っております。
戦前の満州支配にしても、戦後の戦犯から宰相への歩みにしても、その功罪はともかく、常人にはとうてい成し遂げられない業だと思います。で、あの顔ですから妖怪もむべなるかなと。
そういう「キレる感じ」はたしかに安Bさんには見られないかも。
進化論否定45パーセントは凄いですね。キリスト教原理主義がそれだけはびこってるということか。妊娠中絶と同性婚に反対していればそこそこ支持が集まりそうな(笑)。
ご存じかもしれませんが、ここ、ムチャおもろいです。
ブッシュのアホぶりがよくわかります。
ブッシュのアホのblog、知りませんでした。面白いです。何せ彼は新聞も本も読まないんですよね。自慢しているぐらいですから。奥さんが子供に本を読ませよう、って運動しているんですが、だんなにまず読ませろという感じです。
いつぞや師匠もお書きになっていたS.コルベアがブッシュ本人の前でやったスピーチですが、下記に邦訳があります。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060429
ここでも、ブッシュが本を読まないことが皮肉られてますね。しかし当人を目前にしてやれるのが凄い。笑って聞いてるブッシュも凄いですけど。日本じゃあり得ない光景ですよね。
流石、プロですね。私のネタ元もばれてしまいました。町山さんのラジオのコラムがほとんど小生のネタ元です。
最後に握手しているブッシュの顔、よく見ると引きつってます。ビデオ部分に本物のヘレン・トーマスを出している処がスゴイ。圧巻です。芸人魂を見ました。
町山さんのラジオって知りませんでした。いいものを教えていただきました。ポッドキャスティングでも聞けるってのが、ラジオになじみのない私にも嬉しいです。
ヘレン・トーマスも誰だかわかりませんでした。調べてみたら、凄い人なんですね。言ってることも立派だが、顔もすごいや(笑)。
http://adbusters.cool.ne.jp/helen.htm
ヘレン・トーマスはブッシュにクビにされた形ですが、JFKの時代からホワイトハウス番の記者としてならした名物おばあちゃん記者です。全ての大統領が最高の敬意を払ってきたジャーナリストです。クビにされたのも、あのビデオの通りに「なんでイラクに攻め込んだの?」という誰も聞かない質問を聞き続けたからです。正真正銘、本物のジャーナリストです。
こういうタイプのジャーナリストも日本にはいないかもしれませんね。すくなくとも国会の記者クラブにはいなそうな。
いろんな意味で、日本のシステムは発展途上なのかもしれません。
ただ、アメリカにも少なくなったようです。特に3大ネットワークのキャスターの交代はブッシュ政権には有利だったようです。その上、フォックス・ニュースチャンネルは御用機関の役割なので、ヘレン・トーマスだけしかイラク問題を突っ込めなかったようです。
偉大ですねえヘレン・トーマス。
著書があれば読んでみようと思いましたが、邦訳はないようです。
フォックスは御用機関といいますが、NHKと比べてどうなんだろう?
現在の大統領報道官トニー・スノーはFOXニューズの元キャスターです。詳しくはネタ元、町山さんの↓blogをご覧になって下さい。
http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/20060427
リンク先の記事読んで、ちと寒気がしたです。
「政治的に公平であること」は本来、あり得ないことなのですが、とはいえ、それが国家によって法制化されないと、簡単に言論統制できちゃうんですよね。日本もそういう動きがあるらしいですが、とんでもない話です。
やはり常にマスコミは独自性と権力への監視を怠ってはならないと感じます。そういう意味で、ジョージ・クルーニーの『グッドナイト&グッドラック』は必見かな、と思っております。かなり渋い作りだそうですが。
おお、レッド・パージと戦った男の映画ですね。評判もかなりいいですね。
上映館調べたら、六本木ヒルズだって!
行ったことないんですよねー。
ヒルズ観光と合わせて行ってみようかなあ。
yo. really like this thread :))
コメントを投稿