2007年11月27日

双頭の蛇

 種子島で双頭の蛇が見つかったという。
http://mainichi.jp/select/photo/archive/news/2007/11/27/20071127k0000m040161000c.html

 どうもこういうニュースを見ると、「自然破壊の影響か……」などといらぬ勘繰りをしてしまうが、そういうもんでもないらしいのは、すこし調べるとわかった。
 http://rate.livedoor.biz/archives/50079911.html

 要は、しょっちゅう見つかるもんなのである。今にはじまったことでもなく、昔からあったもんらしい。こういう奇形は、たまには生まれるもんなのだ。

 種子島の双頭の蛇は町役場で保護されたらしいが、当の蛇にとっては僥倖と呼ぶべきものかもしれぬ。蛇がああいう体型をしているのは藪の中を滑るように動くためで、この蛇のように瘤みたいに顔がついていたら邪魔でしかたがない(写真を見てもらえばわかるが、明らかに双頭に主従がある)。
 自然は厳しいから、滑るように動けない蛇はそれだけ捕食者に襲われる危険も高まるのである。

 今後、種子島町役場でどういう扱いをするか知らないが、殺すことはしないだろう。つまり、外敵のいないところで、安全に飯にありつけるのだ。大学の研究室にでも預けられれば、交尾させようなんて話になるかもしれぬ。子孫も残せるわけである。

 ふと、ハーメルンの笛吹きの話で足の悪い子だけが町に残ったことを思い出した。


  

2 件のコメント:

takebow さんのコメント...

双頭の鷹ならぬ双頭の蛇。本当にいるんですね。もしかしたら、八岐大蛇もありか?まんざらあり得ない話では無いかも。

1TRA さんのコメント...

takebow師匠、いつもコメントありがとうございます。
いるんですよねえ。しかも、珍しいもんでもないみたいです。上のリンクにも書かれてありますが、two-headedでイメージ検索かけると山ほど写真が出てきます(グロ注意)。