2007年4月26日

消えたブロントサウルス

 最近、子どもたちの間で『恐竜キング』が流行っているようだが、このゲームが流行る前から、ウチの息子たちは恐竜が大好きだった。恐竜図鑑はウチに4冊(!)もあるし、恐竜の骨格模型を展示している上野の国立科学博物館には幾度となく足を運んでいる。

 今年6歳(幼稚園の年長)になる下の息子が、今日、こんな質問をしてきた。
「パパ、どの恐竜が好き?」
 私は即座に、「ブロントサウルス」と答えた。やはり恐竜はでかいほういいし、後述するが、ブロントサウルスにちょっとした思い入れもあったのである。

 ところが、私の返答を聞いた息子は、意外な反応を返してきた。
「ブロントサウルスって、どんな恐竜?」
「あれ、知らないの?」
 有名どころの恐竜は、たいがい名前を知っていると思っていたのである。ブロントサウルスほどの有名恐竜を知らないなんて!
「よし、図鑑で見せてあげよう」
 私はさっそく図鑑を開き、目次をたぐってブロントサウルスを探した。

 ……なかった。
 4冊の図鑑のどれも、「ブロントサウルス」という名の恐竜を掲載してはいなかった。

 ネットで「ブロントサウルス」を検索してみると、現在は「アパトサウルス」と呼ばれているらしい。
http://big_game.at.infoseek.co.jp/sauropod/brontosaurus.html

 かつて、「ブロントサウルス」「アパトサウルス」それぞれの名で呼ばれる恐竜化石があり、当初は別種とされていたのだが、のちの研究で同じものとわかった。ブロントサウルスの方が断然、人口に膾炙していたのだが、アパトサウルスが先に命名されていたため、こちらが正式名称とされたらしい。

 知らなかった。ブロントサウルスという恐竜は、いないのだ。

 昔、『ひらけ! ポンキッキ』(断じてポンキッキーズではない)の歌で、「恐竜が街にやってきた」という歌があった。昭和52年の歌だそうだから、私が7歳のときの歌である。私はかつて、この曲のシングル盤を持っていたのである。歌は(今日調べてわかったのだが)、上條恒彦が歌っている。

 恐竜が意味もなく列をなして街にやってくるという、ナンセンスな歌なのだが、「どーんどん どどんどーん」という擬音メロディが好きで、今でも恐竜というとこの歌を思い出す。
 街にやってくる恐竜たちの先頭にいるのは、ブロントサウルスだった。だから私は、ブロントサウルスこそ恐竜のリーダー、恐竜の象徴だと思っていたのだ。
 だが、現在ブロントサウルスという恐竜は存在しない。

 さみしい話だ。今の子どもたちに「恐竜が街にやってきた」を聴かせても、ブロントサウルスがどんな恐竜かわかってもらえないんだから。
 名曲なのになあ。

 ……なんて言ってたら、ムショーに聴きたくなってきた。今度レンタルで探してみよう。





 

2 件のコメント:

takebow さんのコメント...

恐竜ネタはどうしても食いついてしまいます。「恐竜が街にやってきた」という歌は知りませんでした。上条さんがあの声で朗々と歌うのでしょうか?聞いてみたいです。図鑑もそうですけど、フィギャアは如何ですか?最近は、小生の方がコレクションを増やしている次第です。海洋堂マニアなんで。。。

1TRA さんのコメント...

takebow師匠、いつもコメントありがとうございます。師匠はかならず反応してくれるだろうと思っていました(笑)。
ご指摘どおり、歌は上條さんが朗々と歌っておられます。たしか、「およげ!たいやきくん」の次か、次の次ぐらいに「ポンキッキ」の歌として紹介された曲だったと記憶しております。
海洋堂の食玩はガキがときどき買ってます。すぐ足とかなくしちゃうんだよな……